約束〜二人で帰ろう〜

元彼氏は怒りに満ちた顔を上げ、私に突進してくる。私は剣道の試合を思い出し、面や小手などの技を放つ。

しかし、元彼氏も格闘技を何かしていたようだ。私の攻撃を避け、攻撃を仕掛けてくる。私は素早く後ろへと下がった。

剣道の攻撃だけでは通用しない、そう察した私はソファの上に置かれたクッションやメガネケースなどを手当たり次第に掴み、相手に投げつける。しかし、それもあまり効果はないようだ。

私は元彼氏につっぱり棒を奪われないように、必死で戦った。攻撃は最大の防御。しかし、相手の方が先に攻撃を仕掛けてくる。最終的に防御するので精一杯になってしまった。

「あ……！」

元彼氏は私の手からつっぱり棒を奪う。そして、私の手が届かない場所に放り投げた。私は武器を失ってしまった。

元彼氏がジリジリと距離を詰める。私は「来ないで！」と殴りかかろうとするが、元彼氏に腕を取られ床に叩きつけられる。

元彼氏は私に馬乗りになり、首を絞め始めた。強い力で首を絞められ、私は必死に抵抗する。しかし、力は全く緩まることがない。