大きな庭園が一望出来て、空気の綺麗なここは星も贅沢に貸切状態。

「怜くん、すごいね。星も綺麗。」

「喜んでもらえて良かった」

「いつも私を一番に考えてくれてありがと」

「当然でしょ。今さら何言ってるの?」

「こんなに幸せでいいのかなーって思っちゃって。」

「いいに決まってる。これからはもっともっと幸せにする予定だし。」

「罰あたりそうな位、すでに幸せすぎるよ」

怜くんと一緒にいるだけで私はこんなにも幸せなんだから。

私もちゃんと怜くんを幸せにしたい。

「ねぇ、璃々。ちょっと目を閉じて」

「ん?うん。」

怜くんが私の右手をとって、そっと薬指に触れた。

ヒヤリと冷たいものが私の指に納まる。

え?

まさか、、、

「目を開けて。」

キラキラ耀くダイヤの指輪。

怜くんと指輪を交互に見て、言葉を失う私に囁かれたひと言。