「危ねぇ」

上に乗っている私を支えるように私の背中に手を回した

「だってぇ、嬉しいんだもん」

「子供みてぇ」

私の下にいる健太の笑った顔に胸がキュンと飛び跳ねた

私のこと子供みたいって言うけど、健太の方が子供みたいに笑ってる

目尻を下げて私の大好きな笑顔で笑っている

こんなひとときに幸せを感じる

「楽しみだな」

「うん?」

「沖縄。何年ぶりだろうな」

「ほんとだね」

私の脇を持ちソファに座らせ、

「あの時のホテルに泊まって、朝海岸を散歩して…やりたいことたくさんあるな」

「うん」

健太も楽しみでいてくれることが私にも嬉しかった