「健太・・・大好きだよ」

私は自分から健太の首に手を回し思いっ切り抱きついた

結婚する前も結婚してからもこの気持ちは変らなくて、言葉じゃ表されないほど思いが深くて・・・

「どうした急に？」

「なんだろうね・・・自分でも分からないほど健太が愛おしい」

甘えたいのもあるけどきっと今は違う。幸せすぎてそれが表現できなくって・・・

「この体制やばいんだけど・・・」

「あ、えっ？」

私の体と健太の体が密着していて・・・

「ｷｬｰ」

今更恥かしいなんておかしいけど、私は湯船の中に体を埋めた

でもすぐ健太に体を抱えられて

「ﾍﾞｯﾄ行こう」

「・・・」

「亜美が悪い」

そう言ってずるい顔をしていた

何度もこんなことあるのに・・・今日は私も抱かれたいって思った

健太に愛されたいって思った

ﾍﾞｯﾄに寝かされた私は真っ直ぐ視線をずらすこともなく健太に見つめられ、見られているという緊張からか体が硬直していた

「亜美」

私の乱れた前髪を掻き分けて私の名前を優しく呼んだ

私は優しい健太の声を聞いた瞬間ゆっくりと目を閉じた