溺愛警報発令中!

「ふぅ」

「あれ…さっきの?」

「え?あっ!!」

「あはは、さっきぶり」

「こ、こんにちは。あ、お、おはようございます…?」

「ふっ、かわい…」

えっ、か、かわいい?
いやいや、そんなわけない。

てゆうか、驚いたな。

まさか葵くんが隣の席なんて…!!

ああ、良かった。葵くんはいい人っぽかったし。

王子様みたいだな…。

こんな人が私の彼氏だったら…なんてね。

「ところで名前は…奈留ちゃん、だっけ?」

「は、はいそうです!」

「ふっ、なんで敬語?タメでいいよ。俺は七海葵。よろしくね、奈留ちゃん」

「こちらこそよろしくね!!」

それから席に着いて、葵くんと他愛もない話をしていたら、チャイムがなって先生が入って来た。