溺愛警報発令中!

「ああ、別に大丈夫だけど…」

「ごめん、凛帰って来たし、ご飯作るね」

「あ、そ。じゃあ俺帰るわ」

帰っちゃうんだ…まあ、それもそうだよね。

「うん…」

「何、帰って欲しくないの?」

って、若葉くんがニヤニヤしながら私に話しかけて来た。

帰って欲しくないわけじゃないけど、ちょっと寂しいな…。

「そうゆうわけじゃないけど…」

「なんだよ、ハッキリしないやつだな」

なにそれ…そこまで言わなくても良くない?
たしかにハッキリしてないけどさ。

「ごめん」

「あっ…うん」

うんって…。

また会話が弾まなくなっちゃった。