溺愛警報発令中!

「おい」

「は、ハイッ!」

「まさか、俺のことストーカーとか思ってたんじゃないだろうな」

「え!?ええっと…」

「図星かよ」

そう言って若葉くんはため息をつく。

「は、はい」

「まぁ、そう思っても無理ないか…もう12年も前の話だし」

「えっ…?」

なんのこと?

「いい、そのうちわかるよ」

「う、うん」

なんか意味深…12年前って、私5歳じゃん…

そんな昔の記憶ないよ。