溺愛警報発令中!

「あ、あの、えっと、」

「何、じゃあ葵じゃなくて俺と付き合ってくれんの?」

「え…?」

な、なんでそーなる!?
まあ、大好きって言った私も悪いかも…。
じゃあハッキリ言った方がいい…よ、ね?

「あの、そそそれは、葵くんみたいに恋愛的に好きってことじゃなくて、と、とも、友達としてってゆうか…そ、その」

「あっそ」

「う、うん…」

あれ?また不機嫌になった?
どうして…?

てゆうか。

「あ、あの…どこに向かってるの?」

「お前の家」

「えっ!?」

わ、私の家をどうして知ってるの…!?
去年もクラス違うから、会ったことなんて廊下ですれ違った程度だろうし、今年もクラス替えしてからまだ日も浅いし。

いつこの人に家なんて教えたの!?

ハッ!もしかしてストーカー!?