エリート社員の一途な幼なじみと交際中!

「ふうん、なるほど」

真面目な声色で呟いた環は、くるりと私の体を自分の方へ向けさせ、私の瞳を見据えた。その瞳は、私が求められるときの瞳と、同じだった。

こんな瞳をすることも、私しか知らない。

見つめ合っていると、私も環のことを求めてしまいそうで、視線を外した。環はそんな私の頬を手で触れ、私がもう一度視線を合わせる。

「……梓」

そう言うと同時に、唇が重なった。

「っ」

柔らかい唇の感触に、一瞬頭が真っ白になる。固まっていると、唇の隙間から舌が入ってきて、絡み合った。

「ん……っ」

それから私たちは、長い口付けをした。

誰にも邪魔されず、環だけを感じる時間。2か月分の気持ちを埋めるように、何度も離しては口付けして、ようやく完全に離れる頃には、自分でも分かる位目が潤んでいた。環は目を細め、私の目尻を拭ってくれる。

「梓、お前はやっぱり可愛いな」

その言葉に顔が一気に赤くなる。