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中野が勤務する和食料理店はランチ営業もしているようで、

とりあえずそれが落ち着く14時まで、
近くの公園まで一旦退散してきた。


コンビニで買ったアンパンとオレンジジュースで昼飯を取る。



「・・・・そんな熱いのか?」


「猫舌なんです。」


ついてきたはいいけど、ここまで特に目立った動きを見せなかった小泉は、

俺の隣でクロワッサンを頬張った後、

自販機で購入したコーンポタージュの缶を慎重に飲んでいる。



「1課も女性は少なかったけど、
オオスカワ署の刑事課もあんた一人か?」


「はい。」


「大変だろ?男社会に揉まれて。」


「それなりに。」


「・・・・・・・・・・。」


「・・なんですか?」


「そのポーカーフェイス、疲れない?」


「元々こんな感じなので。」


「あんた、笑えばもっと可愛いと思うけど。」


「・・・・・・・・・・・・・・。」