「つまり、あのチャラ男には・・

犯人を引き寄せる、
何かすげぇSPECがあるって事?」


『どこかの世界にはそのような非科学的なものが存在しているかもしれませんが、

少なくともこの世界の神はそういうのが大嫌いなので、そんなものは存在しません。


恐らく成田捜査官は捜査で得られた情報を頼りに・・・無自覚のうちに、

高度な地理的プロファイリングを行い、
高度な犯人像割り出しを完成させて、
高度な推理を展開していると・・

そのような“才能”を持っていると考えます。』



「・・・もしそれが・・自覚して出来るようになったら・・・?」


『彼はとんでもない刑事に化けます。』


「だったらさっさと今回も発揮しろよなぁ・・。」


『私達が知らないだけで、

もしかしたら既に発揮して、犯人と一度接触してるかもしれませんね。』