「あ、そういえばヒデさん。」
『どうしました?』
「成田とかなり話し込んでたみたいだけど、何喋ってたんですか?」
『・・少しだけお説教を。』
「だからボロボロ泣き出したのか・・。」
『ご安心ください。その後は彼の良い所を挙げて励ましておきました。』
「だからまた“チャラ”を取り戻したのか・・。」
『頭を冷やすついでに、今回の事件から脱線した話をしてもいいですか?』
「どうぞ。」
『成田捜査官についてです。』
「あのチャラ男が何か・・?」
『彼から興味深い話を聞いたので、
こちらで少し調べてみました。』
「・・・・?」
『もしかしたら・・彼は将来、
小泉捜査官や神野くんをも凌駕するほど・・大化けするかもしれません。』
「おいおい・・。俺があんなチャラ男に負けるわけないだろ?」