「ねぇねぇ、峻平君みたいに強くなりたい!」

「莉緒菜は強くなんてなるよりも女子力上げた方がいいと思うぞ。」

嫌味っぽく言う峻平君。
昔は頼りがいがあっていつも先頭を走るそんな峻平君がかっこよくて大好きだった。

なのに。


あの大雨の中、お前は私を置いて行ったんだ。