「お母さん!なんで、起こしてくれなかったの!?」


「起こしたけど、花恋が起きなかったんじゃない」

「全然聞こえなかった......」

って、そんなことより早く行かなくちゃ!


玄関から飛び出そうとしたとき、
「あ!お守り!」

大切なものを忘れてたことに気づき、逆戻り。


机の引き出しから、小さな袋に入ったそれを取り出し学校への道を急いだ。


***