「つらくなったら、空を見上げるといいよ。


例え雨が降っていても、空に大事な人の顔が浮かんでくるだろう。」



お父さんの言葉…。そっか。


空…見てみるか。



浮かんできたのは、ともくんの笑顔だった。


ともくん…なんでそんなに笑顔なの…⁇


あたしを置いて行かないで…!


悲しみがこみ上げて、私の目から、一粒の涙がこぼれた…。



…私の心情とは裏腹で、空は快晴だね。


この空は、ともくんとつながってるんだよね。


空で…あたしたちはつながってるんだ。