次の日は、お通夜だった。


みんな、喋りながらお寿司を食べてるのに、あたしだけ、すっごく静かで、放心状態。



舞花をひいたトラックはね、まだ逃げ続けてるんだって…。



舞花…舞花がいなくなったら、あたし、どうすればいいの…⁇


もう、この前みたいに冷静なあたしはどこにもいない。



気付いたら、泣いていた。


たった一粒だけの涙が、あたしの頬を伝って静かに流れ落ちて…。



涙の流れた跡だけが、あたしの頬に残っていた。