になる。心臓が爆発してしまいそうだ。


「っと危ねぇ。大丈夫か?怪我してないか?」


び、びっくりした……。少し触れた前髪は撫でたくな


るくらいサラサラで、柔らかかった。気づけば私はま


た彼に頭を優しく撫でられていた。温かい手で安心さ


せられる。


「明日は…い、行かない…」


顔を見れなくてそっぽを向いて言う。さっきまでの恥