「ふんっ。私ののんに近づく男は許さないから!」

そして、のりりんはちょっと天然が入っている。
私に近づいてるわけじゃなくて、
のりりん目当てなんだよ……

私、名前だけは可愛くて……(自分で言うけど)
名前負けしてるんだけど、そのせいでのりりんと間違えられるんだよね。

ほんと。小学生の頃から、、


私とのりりんは、校門を後にして家へ向かう。


もちろん家に着くまでというか、
のりりんを家に送るまで男性陣の視線は集まるばかり。

きっとのりりんみたいな子がこう、物語の主人公になったりするもんなんだよねえ、きっと。

「じゃあ、また明日ね」

「うん!のん、気をつけてね!」

のりりんと、別れて私は家に向かう。
どーせ、また明日も間違えられるんだろうな。

どーして、平凡なんだろ私。


「おい!お前!」

声をかけられ、振り返るとそれはそれはお怒りになられたさっきの先輩が立っていた


「あの、どーしました?」

「背負い投げしたこと謝ってもらおうか?」

……えーっと、、え??