「別に、むしろ軽いくらいだよ。」

蒼空くんの背中にいるうちにその温もりが温かくて寝てしまった。

「ん、」

あれ、わたし、なんでベットで寝てるんだろ。
確か、蒼空くんがおんぶしてくれて気持ちよくて寝ちゃって
うわー!わたし、蒼空くんに迷惑かけすぎだよー!

「あ、起きてたんだ。はい。水。」

迷惑かけたのに、水まで持ってくれて、本当に申し訳ない。

「うぅ。ありがとう。ごめんね。」

はぁー。本当に私はダメなやつだ。

「海波。何を抱えてんの。まーた難しい顔して、土屋さんもすごい
心配してたよ。」