次の日

「おはよー。」

下駄箱で靴を履き替えていると、大雅くんに声をかけられた。

「おはよう。」

ん?大雅くんがいるってことは

「あ」

小城くんがいた。謝ろう。昨日のこと。

「こ、小城くん。昨日は……」

「おはよ。」

小さい声でそういった後私の言葉を聞かずに先に言ってしまった。

「え? 」

なに、どういうこと?無視……された?
大雅くんが絶句している。

「あんな尚緒見たの、初めてだわ。ごめん、海波ちゃん。行ってくるわ。
また、後で。」