君に伝えたい思い

「ねぇ、小暮はさ何を抱えてるの?」

え……?なんでそんなこと。

「小暮見ててさ思ったんだ。いつも作り笑いしてる。何か悲しそうに
無理しながら笑ってる。もしその何かががすごく辛くて1人で立ち
直れないなら俺は小暮がまた立ち上がって笑う事が出来るように
手伝ってやりたいって思ったんだ。初めて女子にこんなふうに
思ったよ。でも、俺が感じるほどに小暮は誰かに自分でも、気づかない
うちにヘルプ求めてたんだよ。きっと。」

あぁ。どこまでも小城くんという人はみっくんに似ているんだろう。
私のそんなことに気づいて声をかけてくれる。私はあなたを
頼っていいの?今誰かに頼ったらきっとその人にすごく迷惑かけてしまう。
みっくんへの3年前に置き去りにした想いが溢れたら、止まらなくなり
そうで自分でも怖いほどにそう思う。

「ありがとう。小城くん。でも、ごめんねそれは言えない。きっと
小城くんにも迷惑かけてしまうから。」

「俺は迷惑だなんて思わないよ。小暮の役に立てるなら。」

ねぇ、みっくん。私は誰かに頼っていいの?この想い、打ち明けていいの?
分からないよ。いつまで経ってもうじうじして、ホントは助けて欲しいのに