そのあとハンバーガーを食べながら世間話をした。

「じゃあ、小城くん。今日はありがとう。」

役に立てるか不安だったけどいいお誕生日プレゼントが、見つかって
良かった。

「いーや、こちらこそありがとう。今度夏奈にもあってやってくれ。」

あんなに可愛い妹さんに会えるのか。楽しみだ。

「うん。ありがとうね。じゃあまた明日ね。」

「あ、のさ……。小暮、なんか辛いことあったらいつでも言えよ。
小暮の役にたちたいって思うからさ。」

「え、」

まるで私に手を差し伸べてくれるかのように彼は言ってくれた。
今まで誰にも言えず、いつも蒼空くんとさっちゃんが気づいて
気にかけてくれた。私の周りはいつも優しい人達ばかりだな。

「うん。ありがと!」