「そらくん……」

そらくんはいつもこうやって私にアドバイスをくれる。
私の親友はさっちゃん。だけど、きっと私が1番に頼ってしまうのは
いつだってそらくんだ。そらくんに沢山心配かけちゃって
迷惑じゃないかな……?

「ありがとう。そらくん。ごめんね。わたしが弱いせいで
いっつもそらくんに迷惑かけちゃって。」
「迷惑だなんて一度も思ったことない。だって海波は俺の大切な
幼なじみだからな。」
「ありがとう。そらくん。おかげで頑張れそう。」
「海波。困ったらなんでも抱え込むなよ。海月がいたうちは
あいつがちゃんと見てやってたけど、あいつがいないと海波は
なんでも抱え込んじまうんだから。」
「うん!あ、家だ。じゃあ、そらくん、また明日!」
「おう」