君に伝えたい思い

「風雅、今日はもう帰ろう。」

蒼空くんが風雅くんにそう促す。

「小城、海波のこと家まで送ってやって。」

「あぁ。」

なんの感情も宿さない目をした風雅くんは蒼空くんに連れていかれた。

「じゃ、帰るか。」

その日の帰り道は今までにないくらい重い空気だった。そんな重い空気の中、先に言葉を発したのは蒼空くんだった。

「小暮、ごめん。俺のせいで。さっきの続きなんだけどさ、俺もう小暮と関わることはやめるよ。俺が小暮といるってことは小暮だけじゃなくて、海月さんの家族も苦しめるってことだったさっき、わかったから。」