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韮崎くんが連れてきてくれたのは。
「えっと……ここ?」
「そう、ここ」
「……よく来るの?」
「まさか」
今女の子たちに大人気……らしい、スイーツのお店。
そういえば、柚姉がチラッと言ってた気がする。
まさか、韮崎くんと来ることになるとは思わなかったけど。
「入ろ。いつまでも入り口にいたら迷惑だろうし」
「あ、うん……!」
たしかに。
驚いてボーッと立ってたけど、他の人からしたらきっと邪魔だよね。
慌てて韮崎くんと一緒にお店に入る。
「いらっしゃいませー!」
威勢のいい店員さんに案内されて、私たちは奥の席に座った。
「お二人はカップルですか?」
え、誤解されてる……!?
あまりにも突然すぎて、すぐに声は出なかった。
「……まあ、そんなとこです」
なんで否定してくれないの韮崎くん……!?
「や、あ、あの、カップルじゃないです……!」
私が慌てて訂正すると、店員さんは困ったように“そうでしたか”と言って、奥に戻ってしまった。



