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「ねえ鈴、どーしたの?」
「え……な、なにが?」
「今日の鈴おかしーから。なんで僕と一緒にいるのに、僕の方見ないの?」
うっ……。
たしかに、私は今日、高遠くんのことを避けてる。
……といっても、完全に高遠くんから逃げられるのは、授業中とトイレに行ってるときだけ。
私がどこかに行こうとすればついてくるし、じっとしてればひっついてくるし。
ずるい。
「な、なんでもない……」
「もしかしてきのう、オネーサンに言われてなにか気にしてる?」
そ、そういうわけじゃないけど。
高遠くんに振り回されてばっかりの自分が、少し嫌になっただけ。
韮崎くんにできるだけ頼らないようにするためにも、私がしっかりしなくちゃいけない。



