高遠くんの熱にうなされて




え……?


い、いま、“かわいい”って言われた気がする……。


「すーず。僕の言ったこと、聞こえた?」


「う……うん……?高遠くん、いま、かわいいって言ってくれた……の?」


「僕といるときはね。僕以外の男といる鈴は、かわいくないよ」


「え…っと……」


どういう意味?


高遠くんと一緒にいるときは、大丈夫ってこと?


「……ま、他の男なんて寄らせないんだけど」


少ない脳みそで一生懸命考えてた私は、高遠くんがボソッと言った一言は聞こえてなくて。


もう一回高遠くんに意味を聞こうとしたときには、私を抱き締めていた腕は離れてて。


それが少し寂しく感じたのと同時に、まだ離れてない高遠くんの熱に溺れてしまいたいと思った。


「鈴はとにかく、僕と一緒にいればいーってこと」


「わ……わかった……。できるだけ頑張るね」


「できるだけ、じゃなくて、絶対そうしてよ」


「は……はい」