「ぁたしは、翼んことが好き。」

そう、想い始めたらいきなりなんか変な風に意識しちゃって…。

「花、これそこに置いといて。」
翼に名前で呼ばれるたんびに心臓が飛び出しそうになって。
「ぅ、うん。」
顔が、真っ赤になるぅー。。。
その瞬間、翼の手が触れた―。
あたしは、恥ずかしくなって物を落としてしまった。
「あっ、ごめん。」
あわてて拾って、顔をあげた瞬間――。

“チュッ”

あたしの、唇に翼の唇が…。
夢?夢なの?なにぃー!?

意識が、朦朧としてるとき。
「俺、おまえが好きだから――。」
「はい?ぃぃ???」
「声、裏返ってる。」
えっ、あたし今何言われたぁ?
完全夢でしょー??
夢じゃなければいいけど…。
でも、まぢでいってんのこいつ?

「花?聞いてる?」
「ぅ、ぅうん。聞いてるよ?」
沈黙が続く――。
あたしの頭の中は大変なことになってるし。
「花、俺と付き合ってください。」
あたしの、目からは大量の涙が流れ出て。
「ふぁぃ。。。」
「ちゃんとしゃべろょー。」
なんて、言いながら翼はあたしの頭をなでてくれた。
結衣になんて報告しようー。