そんなこんなで、あっという間に半月過ぎたところで、最悪のアクシデント。

何と、内定を貰っていた会社が倒産。
理由はよく分からない。
一気に目の前が真っ暗になる。



ふと、面接時の社長の声が蘇る。

「君は色々仕事出来そうだし、1ヶ月と言わずずっといてくれたらいいのになあ〜」


こ、これだー!!と思い立った私は、恐る恐る社長に相談しに行く。


「皆まで言うな、ここに留まってくれることを我々は願っていたし!来月から社員で引き続き頼むよ」


こんな簡単にことが進んでいいのだろうか?という警戒心を持ちながらも、この会社に留まることが決まった。
社長との話は続く。


「と、いうわけで、早速頼みたい仕事があって、、、」


この会社にある部門のうち、2つの部門へ本格的に従事してほしい、とのことだった。

1つは、子供達の放課後デイサービス。
障害を持った子達の学童のようなもので、日常生活に必要な訓練なども行ったりする。
もう1つは、訪問介護。
こちらは、前職でのスキルが必要で、特に人手が足りないなか、私の登場はまさに棚からぼた餅だったらしい。