今日は待ちに待ったプールに行く日。そのプールの最寄り駅に10時に待ち合わせだ。
ぼーっと車窓から流れる景色を眺めていると、「東京、東京です」というアナウンスが耳に入った。
着いた。9時50分、10分前か。
メッセージアプリを開いて、「どこにいる?」と送る。『南改札』と柚から返信が来た。
もう着いてるのか。のんびりしてるようで時間にはちゃんとしてるよなぁ、何て思いながら目的の場所へ向かう。
改札の向こうに柱にもたれ掛かりスマホをいじっている柚を見つけた。
「おーい!夏目!」
改札を抜け、声をかけると、僕に気づいたようでふと顔をあげた。
「あ、おはよう」
「おはよー、水着持ってきた?」
柚はふっと笑って
「当たり前じゃん」
と答えた。まさか忘れたの?というようにバッグをのぞき込んできたので、まっさかぁといいながら中身を見せた。本当だ、といって、またスマホへ目を落とす。僕もスマホを開き、4人のトークグループを開ける。紘輝から連絡が入っていた。
『すまん、遅れる』
「おけー」
またかい、なんて思いながら改札の方を見つめていると慧がこちらに向かってきているのに気づいた。手を振ると、向こうもこちらに気がついた様子で早歩きになった。
「おはよう、ぎり間に合ったわ、待った?」
時計を見て慧が言う。
「ぜんぜん、僕も今来たとこ」
手を振って言うと、柚が俺は20分前からいたと横から口をはさんだ。
「うお、まじか。20分前ってすごいな」
慧は若干引いた感じで言っが、そのあとの普通だよ、という言葉に、そうか普通かと妙に納得していた。
「てかこーちゃんまだ?」
「まだだろ。てかなんで瀬名って山下のことこーちゃんって呼ぶの?お前ぐらいしか見たことないぞ」
言われてみればそうかもしれない。
「なんでだっけ…。たしか前にふざけてそう呼んで、いつの間にかそれが定着しちゃった感じ」
「ふーん」
とくに興味無さそうに返される。慧が聞いたんじゃんか!と心のなかで突っ込みを入れる。
それから10分くらいたったときだった。
「あ、あれじゃね?山下」
慧の声で、僕と柚も顔をあげる。
「ほんとだ、おーいこーちゃん!」
紘輝はにこにこ、いや、にやにや笑いながらこちらに向かってきた。
「わりぃ、ちょい遅れた」
「20分」
慧が言う。紘輝はごめんねーと手を合わせて頭を下げた。
「じゃー行こー」
久しぶりのプール、ちょっとドキドキだ。
ぼーっと車窓から流れる景色を眺めていると、「東京、東京です」というアナウンスが耳に入った。
着いた。9時50分、10分前か。
メッセージアプリを開いて、「どこにいる?」と送る。『南改札』と柚から返信が来た。
もう着いてるのか。のんびりしてるようで時間にはちゃんとしてるよなぁ、何て思いながら目的の場所へ向かう。
改札の向こうに柱にもたれ掛かりスマホをいじっている柚を見つけた。
「おーい!夏目!」
改札を抜け、声をかけると、僕に気づいたようでふと顔をあげた。
「あ、おはよう」
「おはよー、水着持ってきた?」
柚はふっと笑って
「当たり前じゃん」
と答えた。まさか忘れたの?というようにバッグをのぞき込んできたので、まっさかぁといいながら中身を見せた。本当だ、といって、またスマホへ目を落とす。僕もスマホを開き、4人のトークグループを開ける。紘輝から連絡が入っていた。
『すまん、遅れる』
「おけー」
またかい、なんて思いながら改札の方を見つめていると慧がこちらに向かってきているのに気づいた。手を振ると、向こうもこちらに気がついた様子で早歩きになった。
「おはよう、ぎり間に合ったわ、待った?」
時計を見て慧が言う。
「ぜんぜん、僕も今来たとこ」
手を振って言うと、柚が俺は20分前からいたと横から口をはさんだ。
「うお、まじか。20分前ってすごいな」
慧は若干引いた感じで言っが、そのあとの普通だよ、という言葉に、そうか普通かと妙に納得していた。
「てかこーちゃんまだ?」
「まだだろ。てかなんで瀬名って山下のことこーちゃんって呼ぶの?お前ぐらいしか見たことないぞ」
言われてみればそうかもしれない。
「なんでだっけ…。たしか前にふざけてそう呼んで、いつの間にかそれが定着しちゃった感じ」
「ふーん」
とくに興味無さそうに返される。慧が聞いたんじゃんか!と心のなかで突っ込みを入れる。
それから10分くらいたったときだった。
「あ、あれじゃね?山下」
慧の声で、僕と柚も顔をあげる。
「ほんとだ、おーいこーちゃん!」
紘輝はにこにこ、いや、にやにや笑いながらこちらに向かってきた。
「わりぃ、ちょい遅れた」
「20分」
慧が言う。紘輝はごめんねーと手を合わせて頭を下げた。
「じゃー行こー」
久しぶりのプール、ちょっとドキドキだ。
