「401号室……ここだな」
病院に着いた私達は、ひながいる病室の前にいる

「なんか緊張する~」
心臓のドキドキが尋常でない

「そうだな‪。俺もするよ……緊張‪w」
微笑む葵を見て、落ち着く私がいる

「よし!行くか……」
決心した葵が、ゆっくりドアに手を伸ばし、コンコン……っとノックをする

「失礼します~」と控えめに私達は病室に足を踏み入れた

ドア近くにいる、白髪まじりのおばあさんに「こんにちは」と挨拶をかわし、ひなのベッドへ向かう

「ひな、久しぶり~」

「体調は大丈夫なのか?」
小さなテーブルに葵が持っていた紙袋を置く

文化祭から1週間、1度も会うことができず、
LINEで連絡することしか出来なかった