「おはよ」





リビングのドアを開けると、そこには食卓でコーヒー片手に新聞を読むお父さんと隣に座るお母さん。





それから、






「おはようねえちゃん!」





食パンを頬張りながらこちらに目を向ける、8つ下の小学2年生の弟、俊。






これが私の家族だ。