「な、何言ってんの。」 こんにゃろー、腹黒め! 「俺と、東条さんだと、どっちの方が信じて貰えるとおもう?」 そんなの、目に見えている。 こいつは、学校中の人気者だ。 私みたいな、地味なやつと比べる対象ではない。 絶対、信じてもらえない。 最悪……。 「どーする?」 イラッ…… 「もー!わかったよ。」 こいつは、満足そうにふふっと、笑う。 ムカつくなあ。 「……いい子じゃん。」 そう言って、私の頭に、手をポンとのせる。 き、気に食わない