溺愛するに決まってる。



 その人の、ファンであろう方々にぶつかってしまい......





 ふぁ、ば、バランスが!!






 ヤバい、倒れる......!







 そう思ったのも、束の間...






 ――――......いいにおい?






「「「「いやああああああああ!!!!!!!!!」」」」






 さっきのと同じ、黄色い悲鳴が聞こえてくる。






 その、甘い匂いはすぐには、離れなくて......。








 へ.....


 私、抱きしめられてる!?