―もっと、刺激的な恋を。―

友)仁奈！ちょっと…あ、あ、灯崎先輩が呼んでるよ！

仁奈)えっ！あ…………う、うん

友)きゃー灯崎先輩と仁奈って知り合いなの？ うーん？そんなのきいたことないよ？

仁奈)で？何？廉…なんか用？
あとさー、教室まで呼びに来ないで。毎回友達から逃れるの大変なの！
廉)清原さん…だってメールしても、未読スルーじゃん。そーだろ？
仁奈)えっ。そ、そんなの！いいじゃん！
廉)ならいいだろ？兄妹なんだから…
仁奈)だからって！学校では他人のふりしよーっていったじゃん！兄妹って言わないで！

廉)…仁奈…

ぴくっ！
仁奈)う…ちょっとやめて…
耳元で囁くのだけはやめて…
んっ！んん
えっ！キ、キ、キ、キス！
んっ

バッ！
仁奈)やめてよ！お願い… もー知らない！

ダッ！がらっ！

もーなんなのよ！あのクソ兄貴！
私が耳弱いこと知ってるくせに…

6年前…
廉)うわーん
仁奈)廉泣かないの！
廉)だって…だって… パパとママが…
ひっく…死んじゃったんだよ 仁奈は悲しくないの？
仁奈)そりゃすんごく…悲しいよ！で、でもママ達、私たちが笑ってないと、悲しいよ！だから廉も泣かないの！わかった？
廉)わ、分かった…

私と廉は2歳歳が離れてる そんな廉は、よく泣く泣きむしで…その頃の廉が大好きだった…
でも両親が死んでからは、親戚の人に引き取られることに…私は清原おばちゃんのところ…廉は灯崎おばちゃんのところに行って、私達は離れ離れに…
そんな廉がここの高校に入っていることを知って…私は廉を追いかけてここに入学した。でも入学した早々廉は私に目を付けて、毎休み時間私のクラスに来ている
正直ウザい…
でも私はそんな廉が好きなんだ…でも好きになっちゃいけない人…
廉がキスをしてきた時は正直嬉しかった…でも廉は、私をからかってるだけ…でも…

友)あっ！仁奈ーいた！
もー長いよ！灯崎先輩と何してたの？

仁奈)あっ！黄瀬！灯崎先輩と？委員会の話してただけだよ！
黄瀬)ホーンートー？
仁奈)う、うん！
黄瀬)じゃーいい？
仁奈)はっ？何が？
黄瀬)私ね…灯崎先輩のこと好きになっちゃ…った
仁奈)あっ！そーなんだ…ってふぇ？
黄瀬)だから応援して？ね？親友でしょ？仁奈)えっあ…うん
い、いいよ！
黄瀬)ホント！ありがと！

どーしよ私応援できないよ好きだから
次回に続く