「おきなよ。碧里。」

碧里の体は揺れていた。

柚凪がゆさぶっているからだ。

「ふにゃああ?」

意味不明な言葉を言い、一度伸びをする。

「あれ?ここは?」

「ここはって・・・談話室でしょうが。昨日何してたの?」

そう言われて、碧里は辺りをキョロキョロする。

あれ?昨日・・・海陸と星を見て・・・?

その後の記憶がない!!?

自分でここに戻った?

いや・・・

じゃぁまさか!!

やっと、昨日の事を思いだし、顔中真っ赤になる。

「大丈夫?顔真っ赤だよ?」

「いいいいいそっそそいで顔洗ってくる。」

すごく動揺している碧里を見て、

柚凪は頭を30°傾けた。