結局、理科室に行っても

海陸は嫌でも視界に入る。

だって、私の前だもん。

全て、団体責任。

この班の中で誰か1人でも悪さをしたら

罰則があたえられるらしい。

まぁ、私は分身でたまにさぼったりとかしてるし。

その後、柚凪と結我には怒られるはめになるが・・・

「次、どうするの?」

「この薬草を混ぜる。」

海陸は、あくびをしながら見ている。

「海陸、少しは手伝ってよ。」

「はぁ?何で俺が?結我もさぼってるだろうが。」

「結我は良いの。」

「なんだとぉぉ。」

いつも通りの2人の会話。

「結我~~~ひどいよねぇ。」

「どっちもどっちじゃないの?」

最悪・・・。

海陸と一緒にされるなんて・・・

その後の授業なんて頭に入っていなかった。


「もう、最悪。あいつしね。」

「そんなに怒るなんて、玲我以来だね。」

「はぁ?玲我と一緒にしないでよ。」

ずっと考えたくないことを

すらりと柚凪は言った。

心の奥では思ってた。
玲我と似てるってこと。

結我があんなに気に入ってることも

人目見て思った。