葉月「捨てられないし化けの皮なんて元からないよここには」

葉月は私の方に近寄り、

葉月「晴斗や湊汰、直樹、柚季、真緒に化けの皮があるならこんなに信頼してくれる仲間なんていないわよ。私も含めてね」

はぁはぁ…

ここは信じていい…どうして…

ガクッ

葉月「茉夏ちゃん!?」

葉月が私に駆け寄り私を支える

茉夏「何が違ったのよ…」

ポロポロと溢れ出す涙が止まることはなくただ葉月を困らせてしまった。

もう。なにも壊したくない。壊したくないから信じたくない…信じなければ何も壊れない…

私が安易に信じたから…

私の選択がちゃんとしてれば…

こんな暖かい信頼し合ってる族がある事を知っていれば…

茉夏「うっうっ…」

ガタッ

晴斗「おい。なんの騒ぎだ」

真緒「え!?茉夏ちゃん!」

晴斗「おい葉月何をした」

とても怖い声が発せられた

このままだと葉月が誤解されて怒られる

解かなきゃ…誤解を

葉月「大丈夫。まずは落ち着くことを考えて」

ブワッ

ガバッ

葉月「…え?」

私は葉月に抱きつき

茉夏「うっうー…」

ただひたすら泣いた。