「・・・行く、気ない。」 あたしの言葉に真紀は聞こえるように、大きく溜め息をついた。 「あんたねぇ、あたしは今日啓太とデート行くから。」 サラッと、サラッと言った・・・。 真紀ってすごいなぁ・・・。 「デート権。使ってだけど。久々のもろタイプだし、なんとしてでも落としたいし〜。」 デート権・・・・・・ そっかあ!! それ理由にしよっと。 あたしの中で一件落着。 その後、三人で五十嵐さんのとこに行って、入部届を託した。 .