「なっちゃん、小さいねぇ…」 頭上で声がして驚いた。 いつの間にかあたしは、隼人くんの腕の中に居て、身動きがとれずにいた。 「ちょっ、」 あたしは身長の小ささをいかして下から逃げた。 ちぇっとつまらなさそうな顔をして、『つまーんないの。なっちゃんたら。』なんて、またかわいく言うもんだから、あたしの体温は上昇した。 .