「柊吾が心配で…。
学校なんて行ってる場合じゃないよ。」
先生には咲花が上手く伝えてくれてるはず。
それに…もし明日こっぴどく叱られたとしても、ここに来たことに後悔はない。
大好きな彼氏のためだもん!
「とりあえず…
俺の服貸すから、風呂入っておいで。
…服が乾いたら学校に行くこと。」
ゆーくんに私を浴室に案内するように言った柊吾は、私から背を向けて横になる。
柊吾の役に立ちたい一心でここまで来たけどやっぱり突然押しかけるのはまずかった?
なんだか 少し怒ってるような…
いつの間にか泣き止んでいたゆーくんに腕を引かれながら、長い廊下を歩いた。



