君のとなりで恋をします。─上─








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─────ピーンポーーーン





相変わらず綺麗なお庭の立派なお屋敷。


何度も遊びに来たことはあるけど、来る度に何故か緊張する。







…ちょっと待てよ…?


もし柊吾一人で寝込んでいるんだとしたら、
インターホン押すのは迷惑だった!?





体がだるいのにわざわざ起き上がって玄関の鍵を開けに来るって…






…やらかしちゃったよ…。

勢いでここまで来ちゃったけど、これってただのありがた迷惑じゃん…






自分の行動に後悔していると、急に玄関の扉が開き、私の下腹部に何かが突進してくる。