「…そのままで聞いて。」
柊吾は、私を強く抱き締めて話し始める。
「昨日の夜、デートに誘った時点で…
…今日こそは絶対伝えようって決めてた。
…ずっと大好きでした。
俺と付き合ってください。」
最後は少し離れて、しっかり私の目を見てそう言い切った柊吾。
柊吾が私を好き…?
これは…夢か何か?
「…え!?なんで泣く!?
…ごめん、そんなに嫌だった?」
自分の意思とは関係なく、溢れ出る涙。
止めたくても、止まらない。
「…ちがうよバカっ…。
柊吾が私のことを好きだなんて…
なんだか夢みたいで…」
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