君のとなりで恋をします。─上─











みんな勉強出来ちゃって…。

私の気持ちを理解してくれるのは、葵斗だけだよ。←(学年ワースト五位以内)





はぁっ、と一人でため息を吐く。











「俺でよかったら…今度一緒に勉強する?」





「え!?ほんとに!?」









ものすごい勢いで食いついた私に、柊吾は小さく笑う。



柊吾って、私が理解出来るまで優しく教えてくれるし、説明もすごくわかりやすいし…

何より、大好きな柊吾に教えて貰えるってだけでやる気が倍増する。










「桜河ほど頼りにはならないかもしれないけどね…。」





「そんなことないよ!」











そもそも、桜河は絶対に勉強なんて教えてくれないし!