みんな勉強出来ちゃって…。
私の気持ちを理解してくれるのは、葵斗だけだよ。←(学年ワースト五位以内)
はぁっ、と一人でため息を吐く。
「俺でよかったら…今度一緒に勉強する?」
「え!?ほんとに!?」
ものすごい勢いで食いついた私に、柊吾は小さく笑う。
柊吾って、私が理解出来るまで優しく教えてくれるし、説明もすごくわかりやすいし…
何より、大好きな柊吾に教えて貰えるってだけでやる気が倍増する。
「桜河ほど頼りにはならないかもしれないけどね…。」
「そんなことないよ!」
そもそも、桜河は絶対に勉強なんて教えてくれないし!



