「…ということで!

今まで通り仲良くしてね。」







『しょうがねぇ。

今まで通り世話してやるよ、雌ザル。』








「はいー?

私があんたの世話してやってんの!」








『はいはい。

そういう事にしておいてやるよ。』








「新学期から朝起こしてあげないから!」








『朝くらい自分で起きれるっつーの。』








「嘘つくな!万年遅刻野郎!」












このくだらない言い争いが好き。

桜河の隣が心地よい。





私も、やっぱり桜河と距離を置くなんて無理なんだ。

少しだけ離れてみて、実感した。





……これからもこんな関係でいようね。





だって桜河は私にとって…柊吾と同じくらい大切な存在だから。