「光雄じいちゃん、ヨシ子ばあちゃん。

ありがとう!!



…私、もう一度二人と話してみる!」











私は熱いお茶を勢い良く飲み干すと、二人に再度お礼を言って立ち上がる。











「お菓子、ご馳走様でした!」






「香純ちゃん!頑張れ!」






「またいつでもおいでね。」






「うん!ありがとう!」











笑顔で手を振って和菓子屋を飛び出す。





ヨシ子ばあちゃんに連れられてここに来た時に比べて、随分と足取りが軽い。




光雄じいちゃんとヨシ子ばあちゃんの言う通り、簡単な事だった。

頭で考えてもわからないなら、とりあえず行動するしかないよね。





悩むなんて私らしくない!

思ってること、全部ぶつけてやる!