「私…どうしたらいいのかな…」










もう、わからない。



柊吾に余計な心配をかけたくない。

でも桜河を傷つけてまで、今の〝幼なじみ〟の関係を変える必要はあるんだろうか?











「香純ちゃんの好きにしたらいいよ。」





「え…?」






「まだ若いんやから、思うようにやりな。

失敗してもええ。」










にこりと笑ってそう言う光雄じいちゃん。










「おじいちゃんの言う通りですよ。

桜河だけじゃなくて、柊吾くんのことも…
香純ちゃんがしたいようにやりなさい。」










私がしたいように…


私は────…