君のとなりで恋をします。─上─








最後は恥ずかしそうに目を逸らして、口元をその大きな手で覆う。






え…?それって────…




どうしよう…

そんなこと言われたら期待しちゃう…。



もしかしたら、柊吾も私のことを…?

…なんて、自意識過剰なことまで考えてしまう。











「わ、私も…

…もう少し二人でいたい、です…。」






「…うん。

…えっと、どっか座ろうか…。」





「あ、うん…そうだね。」











うわー…わー!わー!

こんなの、半分告白だよ〜…

…は、恥ずかしい…。






それからはお互いに赤面で、気まずい沈黙のまま、会場近くの公園のベンチに座る。