最後は恥ずかしそうに目を逸らして、口元をその大きな手で覆う。
え…?それって────…
どうしよう…
そんなこと言われたら期待しちゃう…。
もしかしたら、柊吾も私のことを…?
…なんて、自意識過剰なことまで考えてしまう。
「わ、私も…
…もう少し二人でいたい、です…。」
「…うん。
…えっと、どっか座ろうか…。」
「あ、うん…そうだね。」
うわー…わー!わー!
こんなの、半分告白だよ〜…
…は、恥ずかしい…。
それからはお互いに赤面で、気まずい沈黙のまま、会場近くの公園のベンチに座る。
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