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「さっきはすみませんでしたぁ!!」
体育館に戻ると直ぐに、聖陵の監督の元へと向かう。
私の突然の大声に、北川監督は一瞬肩をビクつかせこちらを振り返る。
眉間によった深いシワを見て、私は土下座を覚悟するけど…
「…今度やったら、本当に追い出すからな。」
あまりにもあっさりと許しを得れたものだから、私は思わずフリーズしてしまう。
「…なんだ?
わかったらさっさとそこを退いて、次の練習の準備をしなさい。」
「は、はい!!ありがとうございます!」
よかったぁ!!
これで聖陵の練習に参加出来る!!
今後の練習にも活かせるように、今日の練習メニューはしっかりメモしておこう!
ルンルン気分で体育館倉庫の方に向かう。



