君のとなりで恋をします。─上─









でも、練習に参加させてもらえないのは正直キツい。

頑張ってサポートして、聖陵の練習メニューもしっかりメモして……





そのためにはまず、監督に謝らないと…





意を決して体育館の扉を開こうとした時──













「────成宮さんっ!」







後ろから肩を叩かれ振り返ると、そこにいたのは息を切らした市原哲平。









「市原くん…?」





「めちゃくちゃ探しました…。」










膝に手をついて呼吸を整える彼に、なんだか少し申し訳ない気持ちになる。






てゆーか…

柊吾といい、この人といい…練習は?